餡菌 R16
・キャラ崩壊激しい
・R16?
・しゃべり方なんかちゃう。
・餡→菌
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しょうがねぇな、読んでやるよ。という勇者様はそのままスクロールお願いします。
「くっそぉ、次は負けねぇ・・・!!」
歩くたびにズキズキと殴られたところが痛くて、思わず目に涙が浮かんだ。身体中が悲鳴をあげているようだ。
あのやろう・・・いっつも全力で殴って来やがって。今日なんか黄色いやつと一緒になって。ダブルパーンチ!じゃねぇよ。・・・痛いんだからなぁ!
ぶつぶつ言いながら自分で包帯を巻いていると、カツカツとハイヒールで歩く音が聞こえてきた。やばい、と身構える前に細いハイヒールのかかとが背中に突き刺さる。
「っ!!ド、ドキンちゃん・・・」
「はぁ・・・」
冷たいため息が落とされ、思わず後ろを見ようとすると、背中にささったハイヒールがぐりぐりと背中をえぐる。
「いっ!!!」
「はぁぁぁーあ」
「ご、ごめん・・ナサイ」
カツンッと音を立てて背中から靴が降ろされる。おそるおそる後ろを振り向くと仁王立ちになった赤い悪魔がいた。
「あのねぇ、私は食パンマンさまを連れてきてってお願いしたの。なのに、なーんでこんなにボロボロにやられてんのよ!・・・やる気あるの?そもそもねぇ―――― 」
ガミガミとよく動く口をぼんやりと見つめる。声は耳を通り抜けて頭に入ってこない。
黙っていれば美人なのになぁ。
ふぅ、と小さくため息をこぼすと素早く踵落としが頭にはいる。あまりの痛みにごろごろと辺りを転がると、呆れたような視線が刺さっていたたまれない。このドSめ!!
「だいたい、アンパンマンを倒すのに時間が掛かり過ぎなの! すぐにカビルンルンに頼って。殴られる気持ちも少しは察しなさいよ。あんた、それでも菌なんだからタイマンでも張ればいいでしょ。」
次こそは連れてきてよね!!高らかに言い放つと、来たとき同様、靴音を鳴らし帰っていった。殴られる気持ちなんてわかってるっての。・・・でも、確かに。俺様も曲がりなりにもバイ菌なんだよな。
タイマンかぁ。男らしいけど、いつも機械に頼ってるから腕っ節に自信はないし。直接殴られたら・・・死ぬかな。俺様、痛いのは嫌だ。
何とかして安全に倒そうとぐるぐる考えていると、ふと一つのアイディアが頭に浮かんだ。おお!流石俺様、天才だな!カビルンルンに嬉々として教えてやると、なにやら慌てて止めてきたが、無視してやった。
・・・危ないってなんだよ。俺様もそこまで弱くないってーの。特に準備もないことだし、じっくり今日の傷を癒すとするか!
待ってろよ、今度こそ絶対に倒してやるからな!
******************
堅い決意から数日後・・・。只今、俺様は森の茂みに隠れている。
いわずもがなアンパンマンを待ち伏せ中だ。あいつはいつもこの森の中をパトロールするからな。のこのこ歩いて来たところを ――――ってやつだ。
これから起こる輝かしい勝利にやにや笑っていると、空からあいつが降りてきた。静かに着地し、そのままスタスタと歩いて行く背中を慎重に追いかける。そーっとそーっと、持ち前の忍び足ですぐ後ろまでに辿り着く。その流れのまま気づかれないうちに目の前の背中に飛びついた。
うわっと間抜けな声を上げてアンパンマンは前によろけた。ふん!いい気味だ。倒れなかったのが少し残念だが問題ない。このまま計画通り、行かせてもらうぜ!
「誰・・・って、バイキンマン?」
すぐに気づかれてしまったがここまでも計画どうりだ。返事もせずにさらに腕に力をいれて締め付けてやった。
「ちょ!!は、え、なに?!」
どうやら思ったより効いているらしい。全然抵抗してこない。
「ざまぁないな!動けないだろう。」
「ほんっとどういうこと?なに?どうしたの」
困惑気味の声に少し気分をよくして、せっかくだから素晴らしい俺様の計画を教えてやることにした。
「お前、俺様が菌だってこと忘れてないか?つまり!菌である俺様がお前に密着すれば、パンであるお前は俺様に浸食されるしかないってことだ!ふはははは!!そのまま動けず腐るがいい!」
「あー・・・なるほど、ね。」
なぜかがっかりしているアンパンマンに首をかしげる。何でこんなに残念そうなんだ?力を奪われて情けなくなってんのか?そうか・・・そうだよな!やっぱ俺様天才!
「あのさ・・・」
頭の中で自分を褒め称えていると、くるり、とアンパンマンがいきなり顔をこちらに向けて口を開いた。
「な、なんだよ」
「今まで、正直僕の全勝だよね?僕も常々あまり勝ちすぎるのも良くないと思ってたんだよね。だから、今日はバイキンマンに勝たせてあげるよ。」
先ほどの若干の暗さを綺麗にぬぐい去り、にこにこと笑っているが話している内容は俺様をけなしているようにしか聞こえない。
「お前、俺様をバカにしてんだろ!」
いらいらしてアンパンマンをホールドしている腕を放し、殴ろうとすると逆にそのあげかけた腕をつかまれた。
「っ!離せよ!!」
「今、此処でこの機会を逃したら次は無いよ?もちろん、僕は次も今まで通り本気でいくからね。」
そっと耳元で低く囁かれて、ぞくっと何かが身体の中を走り抜けた。不快に似たその感覚に頭を傾げていると、捕らわれた腕はそのままに今度は俺様のほうがホールドされてしまった。
「ちょ、何すんだ!!」
「ほら、このくらいじゃ駄目みたいだよ?ちょっと力が抜けるけど、僕はまだまだ平気だ。」
確かに。俺様をホールドする力は強く、こんなにも密着しているのにこいつはこんなにも元気そうだ。何でなんだ?俺様の持論は間違ってはいないはずだ。
「どうする・・・?」
正直こいつに同情で手伝ってもらうのは俺様のプライドが許さないが、研究心に火がついてしまっているのも確か。くやしいが、協力してもらう他はない。じっとこちらを見つめる視線から顔を背けて小さくうなづくと、やっとホールドしていた腕が離されていき、俺様は晴れて自由の身になった。
「それじゃ、ちょっと移動しようか。」
「何でだよ?」
「他の人に見られたら困るでしょ。」
俺様の記念すべき打倒アンパンマンの日になるのだから、他のやつらに見せつけてやりたい気もするが、アンパンマンに協力して貰ったなどと広まればまたドキンちゃんにぶつぶつ言われるのは目に見えているので黙ってついて行くことにした。
アンパンマンはどんどん俺様の手を引いて森の奥へと進んでいく。やがて木が密集している茂みへと辿りついた。地面に生い茂る緑は見た目に反して柔らかく、進むと道が出来ていった。
「で、何か策はあるのかよ?」
「んーなんだろうね。自分の弱点なんて考えたことなかったからなぁ」
のんきにそこら辺にあった丸太に腰をかけてアンパンマンが首を傾げる。
「お前、自分の弱点も知らないのかよ。」
「えー?じゃあバイキンマンは知ってるの?」
・・・・。
俺様の弱点?そういや考えたこともなかった。一度気になると知りたくてしょうがなくなる。うずうずと尻尾の付け根が疼いてしょうがない。あぁ知りたい知りたい!!
「気になってしょうがない、って顔してるよ。」
含み笑いをするアンパンマンを睨みながらなおも頭の中は考え続ける。気になってしょうがない。アンパンマンよりちょっとはなれて丸太に座ると、いきなりこちらによってきて思わず後ずさる。なんだよ、というよりも早く、アンパンマンの手が俺様のカッコイイ尻尾へと伸びた。
「・・・・んっ」
普段なにも感じないその部分から電気が走ったかのように何かがじん、と腰を重くする。
未知の感覚に肩を震わせると、ただ握っていたアンパンマンの手がなでるように上下に動いた。
「っふ・・・んぁ・・・」
いつもより高い声が自然と喉から零れおち、思わず口元に手を当てる。
・・・なんだこれ。なんか・・ぞくぞくする。
「もしかして、バイキンマンの弱点ってここじゃない?」
「あぁ!!ふぁ・・んぁ・・や、やめ・・・」
確信したように先ほどより強く、今度はこすられるようにされて、なぜか腰が揺れた。
な、んなんだよ、これ。なんか・・・変だ。急に自分の身体が自分のものでは無くなったように感じて、目の前にあったアンパンマンの赤いマントを縋るようにつかむ。
「気持ちいいの?」
気持ち、いい・・・?ってこの感覚か?
「わ、かん・・・ね・・んんっ、あ、ふぁ」
「すっごい気持ちいいって顔してる。」
思わず隠すように手を顔にあてると、ほてったように熱くなっていて驚いた。なんなんだ、これ。俺様どうなっちゃうんだよ。不安すぎて涙がでそうになる。こんなやつの前でなんか泣きたくない。ぎゅ、と目をつぶると溢れてしまった雫が一粒落ちてしまった。
「・・・バイキンマン。僕の弱点はやっぱりバイ菌やカビだと思うんだ。さっきは間に服があったせいで効かなかっただけだと思う。服、脱いでみようよ・・・?」
「え・・・?んぁっ、やぁ!!やめっ脱がすなっ」
俺様は一生懸命服を押さえつけるが、尻尾を強くこすられてそれどころではなくなってしまう。口からは変な声が漏れるし、身体は言うこときかないしでどんどん頭がぼう、ッとしてきてアンパンマンのなすがままになってしまった。上の服を剥がされ、抱きかかえられる。神経がすべて尻尾のほうに行ってしまったかのようになって、思うように力が入らずアンパンマンにもたれ掛かるようになってしまう。持続的に尻尾から送られてくる刺激はどんどん下半身の方へたまっていきどうしようも無いくらいにそこ、は頭を持ち上げていた。
イメージとだいぶ異なる弱点に戸惑いながらも、反撃をしようと回らない頭で一生懸命考えるがまとまらない。ぐるぐると考えていると、不意にあごを捕まれて下を向いていた顔を上に向かされた。
「く、るし・・んんっ!!」
若干の息苦しさに口を開くと、温かい何かが滑り込んできて俺様の舌を絡め取った。それがアンパンマンの舌だと気づき、離れようとするがまたもや尻尾をいじられてしまい、なかなか力を出すことが出来ない。さらに絡めとられた舌も俺様の弱点らしく、力は抜けていくだけだった。
「なにすっ・・・あっ・・んぅ・・・」
「いや?粘膜同士の方が効くかなあって思って。」
しれっと言い放つあいつに若干の疑問をいだく。つっても俺様の弱点ばっか見つけてねぇか?こいつ。こんなに密着してんのに・・・こいつ元気になってねぇか?疑問に思わず眉をひそめていると、あらぬところに刺激を感じ、思わず口を手でおおった。
「ふっ・・ん、んんっ!!!」
バッと下をみると、アンパンマンがあろう事か俺様の胸の・・・ち、くびに吸い付いていた。淡いむずむず感から確実に腰にくる快感へと変わっていく刺激に、腰が震える。
上半身と違って全く手の付けられていない下半身はきっちりとズボンを履いていて、張り詰めた前が痛みを伴いながら限界に近づいていた。
「あ、んぱんまん・・・ふ、あぁ!!」
「ん?ひょうひらの?」
むごむごと口をそこから離さずに話されて、敏感になったそこに歯が当たって一層腰がはねた。もう無理、限界だ。口を開いたらまた変な声を出してしまうと思い、アンパンマンに目で訴えかけると、にっこりと優しく笑いアンパンマンはそこ、から口を離した。
「も、げんか・・」
「大丈夫、わかってるよ。」
どうしても我慢出来なくて、指をズボンのチャックかけるとそっと俺の指をアンパンマンが外した。邪魔されるのかと思い、一瞬絶望に襲われたが俺の指の代わりにアンパンマンがそっとチャックに指をかけていてほっとした。この際、ぎゅうぎゅうになってしまっている前が解放されればどうでもいい。ようやく楽になると安心していると、いきなり張り詰めたそこをズボンの上から捕まれた。
「ひっ・・なにす・・・」
ぐりぐりと刺激され、既に限界を迎えていたそこははしたなくズボンの前を濡らした。迫り来る排出感に背筋が震え、マントを強く握る。
「いやっ・・・あ、んんっ、ふぁ、っあぁぁぁ!!!!」
ぐち、とチャックとともに握り込められ、弾けた。ズボンの中で広がっていく不快な感覚に気持ち悪さがつのる。射精後の独特の放心感に身をゆだねていると、カチャカチャと音を立ててベルトが外された。
「バイキンマン、見て。どろどろ。」
ずるり、とズボンを引き下ろされると、すっかり色の変わってしまったトランクスが姿を現す。ぬめっているそこを指でつまみあげられて、羞恥で顔が熱くなった。
「やめっ、もう勘弁してく・・っあぁ!!」
制止するまもなく、出したばかりのそこをトランクスの上からこすられて、身体が自然と弓なりにそる。
「あのね、粘膜が一番影響力あるんだよ。病気も粘膜感染が一番早いでしょ。だから、直接しようね。そっちの方が効くから。」
「直接・・・ってなんの話だ、よ」
「こっちの話」
にこ、と微笑みながらアンパンマンは俺のトランクスに手をかけた。何をするつもりだ・・・?粘膜?とりあえず、降ろされるなんてことがあったら大変だと思い、しっかりとパンツのゴムを握った。
「・・っうぁ!?」
ぞく、と先ほど感じた感覚が蘇る。
「離して、ね?」
耳朶に舌を這わされる。ぴちゃぴちゃという音が直に伝わり、思わずパンツをつかんでいた手を片方外し耳をかばったが、舌はそのまま手にも丁寧に舌を這わされた。指の一本をそっとなぞるように嘗められ、収まった熱が蘇る。力が抜けた隙にするりとトランクスを脱がされてしまった。
「いくよ?大丈夫だよねー。」
「な、何が・・・・いっ!!!!」
あらぬところに鋭い痛みを感じ、逃げようと後ずさるがぐい、と腰を引き寄せられて逃げられない。
「・・・あっ、そこは・・・やめ!んぁぁ!!!」
逃げようとした罰のように乱暴に尻尾をしごかれる。逃げられない快感で身体がうずいてしょうがない。
「気づいてる?もう2本目だよ?」
「・・・んあぁ・・ああぁぁぁ!!!」
「って聞こえてないか。尻尾、ほんとに弱点なんだね。いじるだけでココ、柔らかいよ。」
もう、なにを言っているかわからない。
ただただ、身体が熱くておかしくなってしまいそうだった。
「いくよ・・・」
ず、っとゆっくり熱いものが入ってくる。それが何なのかなんてことは考えたくはない。熱くて熱くてもうなにがなんだかわからなかった。
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「ひさしぶりね。」
「・・・早かったね。」
「はぁ、最後までやっちゃったの?此処で?」
「想像以上によくて。止まらなかった。」
「ばっかみたい。」
「本当に尻尾が弱点だったよ。すごいねーあれ。」
「私はつまらない嘘はつかないわ。」
「欲しくなっちゃうなぁ。」
「あげないわよ。今日は貸しただけってこと、忘れないでよね。」
「なんだ、ちゃんと大事に思ってるんじゃないか。」
「あんた、ほんっとうざいわね。」
「そりゃどうも。」
「褒めてないわ。・・・あぁ、もう、大っ嫌い。」
「ひどいなぁ。約束は守るよ。」
「当たり前でしょ。」
「頼んだわよ。」
彼女はそういって彼を連れて帰ってしまった。
つっかかって来る子ほどかわいい。手に入らないと思っていたものを一度手にいれてしまうともう離すことは出来ない。
「・・・ほんと、欲しいなぁ。」
END